2015年6月19日金曜日

めまい


お友達と一緖に待ちに待った「あん」を観た後、感涙してランチに向かおうとしていたちょうどその時携帯に着信がありました。

ひさびさに、母のめまいの知らせでした。

看病に通いつづけること二週間、今週になってやっと落ち着いてシャワーを浴びることができました。

認知症の母は、2日目になってほんの少し良くなるとめまいを忘れて歩いて悪くなるの繰り返しでした。

仕方ないので、ちょくちょく30分ほど自宅に帰って家事をしてたのをやめて、日中は見張り役に徹しました。

しかし、深夜の付き添いはできず、思いついたのが「ロビーに出ると、めまいがします。◯◯より」の紙をドアのうらに貼ることでした。

なんと、大成功。娘の名前入りが良かったみたいです。その後はしばらく私が昼間に少しなら自宅へ帰ることも可能になりました。

最初の一週間は、娘が毎日居ることを認知できなかった母ですが、次の週には良く分かってくれて、「忙しいのに毎日来なくていいのよ」と、母らしい言葉がでてきてホッコリ(^-^)

しかし、三週目はあえて一日置きに行くことにしたところ、今度は行っても行かなくても「どうして来てくれないの」と、責められます。

申し訳ないけど、また少しずつ忘てくれてもいいよ。

その方がお互い平安かもしれない。

できるものなら、自宅に連れて帰って一緖に暮らせればいいのですが、一度失敗した私には自信がありません。

お母さんごめんね。

でも、今回はほんとにゆっくりお話聞いてあげられたし、ベットサイドでの食事の支援、ベットの上で寝たままのシャンプーや毎日ゆっくり足湯をしてあげられて娘としては今までの仕事やボランティアの経験をいかして自分の母にしてあげられたことがとても楽しい2週間でした。

元気になったら、二人で温泉に行こうよ。ね。