2021年9月25日土曜日

子犬を迎えました

ちょうど1ヶ月前くらいに一匹の保護犬の赤ちゃんを家族に迎えました。

どんどん大きくなって今朝測ったら7.3キロでした。

今、まだ3ヶ月ですからこのままのペースで大きくなれば、6ヶ月のお誕生日には 15キロ⁉

計算間違いであってほしいです。

可愛い💗でも、いろんなことしてくれます🎶

小春です。





「哲学」が面白そう

 久々の更新は機関誌の原稿です。 

 コロナ禍のこの間,オンラインでの研修や趣味の会など,自分の部屋の椅子を温める時間が随分と長くなりました。 
 そんななか楽しみにしているのが,youtubeでの木村泰子さんのオンラインカフェです。
茨城県教育センターの主催するEd Café(エドカフェ)。
毎月更新されて,6月14回目は,苫野一徳先生をお迎えしての「本質観取」でした。
「よい教師」の本質についての語り合いがありました。 
苫野一徳先生は熊本大学の哲学の先生です。「本質観取」の手順は,
①問題意識を出し合う(具体的に)②事例を出し合う③共通するキーワードを見つける④本質定義(言語化する)⑤最初の問題意識や疑問点に答える,です。
 一徳先生がファシリテーターになって他の先生方の発言を一つ一つ丁寧に受け取って対話が進んでいきます。途中,何度か泰子さんからいつものように鋭い問いが投げかけられて,進められていきました。最後はみんなが了解できる解を見つけるような感じでしたが,見事,最後になって,泰子さんのちゃぶ台返し?のような「良い先生」論が飛び出し。。。時間が足りない。まだまだ聞きたい。素敵な「本質観取」の対話でした。
 かねてから哲学なんてややっこしいことは大嫌いと偏見だらけ食わず嫌いの私。でも,苫野一徳先生の進め方を見ていると,終始温かく人と人との信頼感を大切にされている姿勢を感じます。
哲学って難解な論理だと苦手意識で理解していましたが,人を大切にして対話をしながら「共通了解」することなのかなあって思ってみていました。 
 早速,先生おすすめの著書『はじめての哲学的思考』を読みました。 哲学を,先生の生きにくかった半生を交えながら,非常にシンプルでわかりやすく書かれています。昔,学校で習った歴史的な哲学者の名前がたくさん出てきますが,それぞれの考えを私たちにも大変わかりやすい平易な言葉で説明してくださっています。 印象に残ったのは,人はそれぞれ信念を持っていて,信念をぶつけ合うと喧嘩になってしまう。しかし,人の信念は実は欲望から作り出されている。この欲望までお互いに遡りあうことで,相手の信念を理解でき共感できるかもしれない。すると,一定の「共通了解」が生まれるかもしれない。というところです。信念は欲望から。確かにそうかもしれませんね。「こうなって欲しい。こうしたい。」ってところまで遡ることができれば共感しやすいと感じました。
  一徳先生の哲学テーマは多様で異質な世界の人たちが「相互承認」できる社会。そんな社会を僕たちはどうすれば築いていくことができるだろう。です。共感できました。 何よりも経済価値が優先される世の中にあって,他者との「共通了解」を見つけ「相互承認」できる社会を築こうとする「哲学」についてもっと学びたいと思いました。