2014年8月27日水曜日

町のきた頃



町とであったのはちょうど6ヶ月前。

お母さんのお友達の家に子犬が生まれたから見に行こうって誘われて行ってきた。

そこには子犬が3匹とお母さん犬がいた。

2匹はとても元気なのに、一匹だけ寂しく気の弱そうな子犬。

それが町。

お母さんと僕はいっぱい迷って、お話しして、町がのろくて気が弱くて優しそうな所が気に入った。

町って名前はね、町蔵っていう僕の好きなアーティストの名前なんだけど…実は僕のお母さんの名前と似てるんだ。

今まで僕は兄弟の中で一番ちびだったから、いつも一番最後だったけど、町が来てからは僕は一番最後じゃなくなったよ。

町、ってよんだらね、飛んでくるやつがいるものね。

といっても、なかなかコレが大変なんだ。

僕はいつものようにキャンプリーダーの集まりに行ってたんだけど…町のことが気になっていつもより早いバスで寄り道しないで帰ってきたよ。バスの中でも町のことが心配で涙がいっぱい出てきてドキドキしたよ。

お母さんが散歩してくれてたけど、僕は暗い道を散歩したよ。

「町、ごめんね。寂しかった?僕は寂しかったよ。」

僕はこんな気持ちになったのは初めて。

散歩しながらいっぱい涙が出た。

ずっと、仲良くしような、町。

一生懸命僕は町のこと考えてるのに、町はいつものとおり、のんきなもんだ。


いい加減にしろよ道草ばっかり食って…手間のかかるやつだな。

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