幸せのお裾分け

我が家は眉山の麓のほどよい田舎です。

今日も朝、庭の草取りをしていると次々と近所のお年寄りが声をかけてくれました。

自転車に乗ったおじいさんは「なあなあ、昨日なあ、ばあさんと高野山に行ってきたんじょ。えっとぶりに、おじいさん昨日はお世話になりましたって言うてくれたわ。」と、うれしそうに話しかけてくれました。

よくお話を聞くと、もうすぐ８９歳になるそのおじいさんが自動車を運転して、朝５時すぎのフェリーに乗り、高野山へ日帰り旅行に行ってこられたそうです。

一番上まで階段を上ったとか。それも、「ばあさんがこけんように、わしは10メートル後を上ったんじょ。」と、おっしゃっておられました。

高野山に車で行くにはカーブが７００あるそうです。おじいさんは５００までは数える事ができたそうです。

「ばあさん、疲れて今日はよう起きてこんわ。ハハハハハー」と笑って、また自転車にさっそうと乗って行ってしまいました。

幸せお裾分けしてもらっちゃいましたよ。

いいなあ。