2013年4月17日水曜日

お見舞い

庭のハナミズキがもうつぼみ

金曜日、学生時代の友人が急変したと聞いて奈良までお見舞いに行ってきました。
 
 友人は、2年間がんとの闘病生活を送られていたそうです。
彼が県庁にお勤めで奥さんとは職場で出逢われた事、二十歳になったお嬢さんがおられる事。お嬢さんの成長の折々にご家族で撮られた思い出の写真を見せていただきながらお話を伺いました。
 
 卒業して31年。長い時間が経ちました。
当日は彼の病状を知らせてくださった奈良在住のRくんが京都在住のSさんと私を駅から送迎してくださいました。
 
 私が1年半前、腫瘍摘出のオペを受けたすぐ後に、Sさんもまた同じようにオペを受けていました。Sさんはその後、辛い化学療法を受けましたが、以前同様元気に歩み続けています。

 お互いを支え続けたのは神さまへのお祈りでした。
私はオペ前に届いた彼女からのメールでのお祈りでどんなに豊かで平安な気持ちになれたことでしょう。
 
 今回、「お祈りしよう。励ましになるかなあ。」そう言ってくれたのはSさんでした。私は二つ返事で快諾しました。

 それでも二人ともキリスト教の信仰のない友人の病床でお祈りが受け入れてもらえるものか、最後まで不安でいっぱいでした。でも、彼はおおらかに受け入れてくれたのです。
3人で手を取ってお祈りはSさんにお願いしました。お祈りが終わってアーメンと言った後、彼はずーっと目を閉じて頭を垂れたまま祈り続けていました。

 私たちはあたたかな神さまの御手を感じていました。
 
 11月に恒例の同窓会があります。11月にみんなで会おうね。と、約束して帰ってきました。
 
 奥様は病室を出た私たち3人をいつまでも深くお辞儀をして送ってくださいました。
お見舞いにいく前々日に危篤状態になり夜中に親族一同が集合したという事ですが、幸いにも様態は持ち直しているようです。Rくんの裁量で、その後も、これからも、彼に負担がかからない程度に、ぼちぼちとお見舞いが続く予定です。
 
 どうか、痛みや苦しみを取り除いてください。看病される奥様の心と体を守ってください。そして、一日でも長く家族3人の豊かな時間を過ごすことができますように。

 Sさんのお家に帰ってから私たちは病床の彼の事、お互いの家族の事について祈り合いました。
 元気になってくださいね。



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