2017年7月22日土曜日

多面性を知ることで救われる

「1こでも100このりんご」という絵本があります。
街の中の果物屋さんにりんごが1こ飾られています。
そのりんごを見た通りかかった人がそれぞれに「りんご」への思いを語って去っていきます。

りんごは1こですが,いく通りものりんごがあることに気づかされます。

同じりんごを見て,その人の今ここでの感じ方はその人の過去,現在,未来に訪れるであろうことも含めていろんな経験や感情が加味された見方になって表出されるのでしょうね。

言葉になることと心の奥深くで感じていることと無意識に反応している感覚。同じ人が同じりんごを見て表現する思いはその時々によっても変わったものになるかもしれません。

ひっそり飾られているりんごに向かってでさえそうであるのです。

ましてや1このりんごを100にんの人が見ればどうでしょう。100こ???それ以上かもしれませんね。

面白いじゃありませんか。

りんごは話さないですが,人は話したり体を動かしたり表情を表したりします。

さて,私にはどんな多面性が存在しているのかなと考えてみました。人との関わり合いの中でね。

いろんな自分が自分とは関係ないところで存在しているんだよね。




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