2010年8月1日日曜日

家に帰る

認知症の母は毎日夕方になると、この言葉が出てきます。
帰宅願望とでもいいましょうか。
接し方が気に入らないのか?こんな時は、暴言もほとんど毎日です。
先日は、ぷんぷんと怒りながら炎天下を12時半に出かけて行きました。
途中本屋さんの前で座り込んで道行く車を眺めていましたが、見守っている私のほうが倒れそうになってバスに乗ろうよと誘いました。
バスに乗ってちょうど母の実家の前のバス停で降りて、実家でお茶をいただきました。
それからまたバスに乗って・・・帰ってきたら4時半でした。

平和にお散歩しようね。と、出かけられたのはきっと1度くらい。
大体は「家に帰ってきます」と言ってなぜか怒りながら出かけていきます。
そのうち、おしゃべりしているうちにぐるっと回って家に戻ってくるというのが常です。
それでもこの頃はお願いの甲斐あって、黙って出ていかないようになっただけ楽になりました。

でも、最近暑くなったのでお散歩よりも直接自動車で実家に連れてってほしいというのが続いています。
実家の叔父が「いつでも来ていいよ。」と、言ってくださるのが救いです。
今は家事の他は100%母のために生きている感じ。
もうすこし、うまく生きていく方法はないのかなあ。

これからの課題です。

0 件のコメント: