靄の中

認知症の母の心の中は、きっと靄の中。
現実と夢が交錯して・・・そんな中で自分であろうと必死にもがいている。
その行為は、そばにいる私たちにとっては迷惑で不愉快なことがとても多いのも事実。
助けてあげたいけれど・・・空回り。

いろいろあったけれど、母と私を大切に思ってくれる皆のアドバイスを受け入れて母はしばらくショートステイに預かってもらうことになりました。

毎朝、母のところへ行って、母の髪の毛を整えて、おしゃべりして洗濯物を持って帰ります。
でも、母は２日に１度は荷物をまとめて帰る用意をして待っています。

昨日はちょっとだけ帰って我が家で一緒にお昼をしたのだけど、今日はもうそのことも忘れかけてました。

母の不安な気持ちを思うと涙が止まりません。

でも、母の穏やかな笑顔を見ると心があったかくなってほっとします。

私も笑顔になろう。