ある冬の早朝つつましやかに暮らすドイツ文学者の家族のところに突然、特高警察がやってきます。
ドイツ文学者の父は2人の娘と妻の目の前で縄を掛けられ「治安維持法」に背いたということで連行されます。
以後、投獄されても最後まで信念を貫いた父と、夫を信じてひたすら待つ母と娘たちとの家族の結びつきと愛情を丁寧に描いています。
戦争が罪なくつつましやかに生きる普通の人々を苦しめ殺してしまう、そんな不条理な事実が描かれています。
権力に逆らうと殺される。
そんな世の中に翻弄されずに信念を貫いて真実を語る人と、語れない人がいる。
そして、尊い命が次々と奪われてしまう。
戦争は絶対にしてはいけないと思いました。
強く優しい母の姿に心打たれました。
吉永さんが演じる「母べえ」の最後の言葉が心に残ります。
吉永小百合さんは美しいだけではない。
きな臭い世の中にあっても確かな目で強く優しい心を持って、戦争の悲惨さを私たちに語り継ぐことをライフワークとされている。
吉永小百合さんをますます好きになりました。
「母べえ」を若い人たちや子どもたちに見て欲しいと思います。
2 件のコメント:
吉永さんの活動は1本芯の通ったものですよね。彼女が頑張るからこそ広がるモノも多いはずです。これからも続けていって欲しいですね。
映画も行かなくちゃ。
チケット送りました。
しゅがーさん、週末は東京?
ますます、パワーアップですね。
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