友人宅へ遊びに行って来ました。
友人といっても私とは一回り以上若い女性。
彼女は生まれ持っての障がいのため手足や言葉が不自由です。
今まではご両親といっしょに暮らしていましたが、なんと、最近アパートを借りて一人暮らしを始めたのです。
以前から明るいユーモアのある方でしたが、遠慮がちでいつも周りに気遣いしすぎて、それがために疲れてるんじゃないかってこちらが心配してしまう程でした。
ところが、一人暮らしを始めてから、以前にも増してたのしいおしゃべりで周りを和ませてくれるようになりました。肩凝りも腰痛もずいぶんと良くなったみたいだし。
そして前より甘え上手になったと思うのは、私だけではないはず。
きっと、自分の気持ちに素直になれたのでしょう。
1人で生活するようになって、自分の気持ちをきちんと伝える事の大切さに気付いたみたい。
私自身が初めて親元を離れた頃の不安と期待の混じった緊張感、それまで味わった事のない解放感を思い出して、重ねてしまう。
ひとつひとつ彼女の気持ちを聞きながら、できる事をお手伝いして、いっぱいおしゃべりして、いっぱい笑った。
彼女は今までどおり優しい気遣いはそのままで、さらに笑顔の素敵な女性に進化したって感じ。
自分で出来る事はしっかりと頑張って、あとはすんなりヘルパーさんにお任せして、デイサービス、通所施設、ヨガ、食料の買い出しに「いそがしい。いそがしい。」と、水を得た魚のようだ。
彼女の前向きなエネルギーが充満した部屋で、私はおおいに励まされた。
コンピュータを教える仕事をしたいという夢を暖めているらしい。
ゆっくり、マイペースで人生を楽しもう。
よい仕事が見つかるといいね。
2 件のコメント:
たまたま「クローズアップ現代」で障害者技能オリンピックを特集してました。
秘められた能力を持っておられる方が一杯いらっしゃるとのこと、みんなが力を出せる時代になるといいなぁと思いました。
ほんとに。
障害者自立支援法施行後はそんな能力を出すどころか、毎日、作業所や施設に通う事さえ難しくなっているんですよ。
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